DESIGNERデザイナー

MASTERPIECEのデザインへの思い

KENTARO
FUKUMA

MASTERPIECE デザイナー

福間 健太郎

武蔵野美術大学を卒業後、㈱イトーキクレビオを経て、おおたきデザイン事務所、静岡で複数の家具メーカーで経験を積み、 ㈲松永工房にてラグジュアリーモダン・和モダンの家具デザインを手がける。

マスターピースが生まれたきっかけ

それまでクラシックスタイルの家具カンティーニュを制作していた松永工房(KOBO)でしたがマスターピースの前身は2006 年、大手家具小売店からのオリジナル家具デザインの依頼から始まりました。
「上質なヨーロッパの特選モダンのソファに合わせるTV ボードが欲しい…」
そんなお題を頂きミニマルデザインをベースにモダンラインの家具造りがスタートしました。
それからの商品開発でKOBOの新しいモダンデザインのベースができたと思います。
あれから15 年経ち、デザイン(カラーリングなど)や機能性を向上させ、この度新しいアイテムも追加されMASTERPIECE( マスターピース) という新シリーズで展開しました。
MASTERPIECE には、傑作品、腕試しの作品という意味があります。MASTERPIECE( マスターピース) は、モダンデザインを基軸にジャパンメイドの丁寧な作りで高級なグレード感を保ち、新しいデザインで常に挑戦し、傑作品に近づけるようなものづくりをしたいというコンセプトから名付けました。

常に触れていたい温もりのある家具を

マスターピースのシンプルなフォルムに心地よい緊張感を備えた個々の製品の姿かたちは、細かなディティールにこだわり、繊細でシャープなミニマルモダンデザインにまとめました。
また、ナチュラルカラー(ホワイトオーク)とモノトーンのカラーリングの組み合わせをベースに構成されたアイテムは、ホワイトとブラックとの組み合わせにより印象がガラッと変わります。ナチュラル× ホワイトカラーの組合せは、女性的で温もりが心地良い北欧モダンような印象を与え、ナチュラル× ブラックカラーの組合せは、凛としたスタイリッシュな印象を与えます。ナチュラルカラー(ホワイトオーク)は、ソープフィニッシュのような白木の表情と触れた時に感じるしっとりとした質感をウレタン塗装で表現しました。(ソフトタッチコート塗装)

住空間への新たな挑戦

デザインをする上で心がけていることは、家具そのものが主張を持ちながら生活空間に溶け込んだ時のバランスです。
また、日常の中でふとした瞬間綺麗だなと感じるもの、さりげない美しさが表現できればと思います。 それは、日々の生活に感動を与え、生活を豊かにしてくれることでしょう。リビング、ダイニング、ベッドルーム、書斎とトータルにアイテムを揃えたマスターピースは、これからも現在の日本の価値観や住環境に適したものづくりによって、長くお使いいただける家具と、心豊かに暮らすためのライフスタイルを提案したいと思います。